今の映り

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室内に入ることを促された裕は言われるがままに部屋に入る。 ホント、どうしよう。 裕はまだ黙ったままでベットに寝転ぶ。 「ドア前で何しとったん?」 裕は勝の質問に焦る。 「か……カギを忘れて入れなかったんだ」 「どうしたん?そんなにかしこまって?」 「何もねぇよ!だいたい何でコンビニに行ってたんだ?」 「朝食食ってねぇから。 てか、お前昇格の話どうだった?」 「えっ?」 勝の突然の切り出しに、決心のついてない裕は焦る。 「えっ?じゃなかろうもん!上がったん?それとも……下がったん?」
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