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裕はこれ以上恥ずかしい思いをしたくないので話を切り返る。
「そ……それはそうと任務のこと聞いたか?」
「任務?なんも聞いとらんよ」
裕は先程、的山に言われた内容をそのまま言った。
「……ってことだけど普通に考えて無理だよな?」
「無謀やろ!」
「三佐は常識人だけど一尉はあれだもんな……」
「いや、三佐も最近は何もなくて暇そうだから……てか、闘いに飢えてる」
「お前、それはどこの戦国大名の理論だ」
任務の内容を話してから一転、和やかな空気だったのが今や重い空気となった。
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