足音

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イラつき…というよりも今の空気をぶち壊したいと思っている男性陣だが、どうしようもない。 裕はボソッと的山と話し始めた。 「なんとか止めてもらえませんか?」 的山は悩みながら言う。 「多分、無理だ」 「これは一佐にしか出来ないんですから!」 小さいながらも声を張り上げていう。 「そうですよ」 勝が言葉をはさむ。 「一佐がやらんで誰がやるって言うんですか?」 「しょうがないなぁ」 的山は渋ったように言った。二人は小さくハイタッチをする。
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