足音

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琴美は小さなため息をついて言う。 「そのままの意味よ。このまま私情はさんで口喧嘩するなんて上官…それどころか、大人として恥ずかしいと思わない?」 葵は黙った。琴美の言ったことは正論である、これ以上、自分が反発すると駄々をこねる子どもと変わりない。琴美は勝ち誇ったような顔をして言った。 「皆さんすみませんでした。それでは的山一佐会議を始めて下さい」 的山はこの言葉を聞いてホッとした。時刻は開始時間より既に三時間過ぎてからの会議となった。 「それでは、任務の会議を始める」
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