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『拓魅!まだ見るなよ!せーので見よーぜ!』
潤が言った。
『わかったよ!』
二枚しかないクジの一枚を左手に握り、もう一枚を右手で丸め、潤に向かって投げた。
『ほらよ!受け取れ!』
潤は、冷静に右手でナイスキャッチ。
『じゃあ、見よーぜ!』
『おう!せー……の!』
拓魅と潤は、ほぼ同時にクジを開いた。
拓魅は、自分の数字に目をやり、驚いた。
潤はすかさず、
『拓魅!何班?』
『四班!お前は?』
それを聞いて潤は、若干悔しそうに、
『五班だよ!』
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