変わりゆく心

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『けどさ、やっぱ、お前とも同じ班になりたかったな。』 急に、声のトーンを変えて潤が言った。 『なんだよ!いきなり!気持ちわりぃ!』 『だって、俺ら!いつまでも友達じゃん!』 潤は、いつもはないくさいセリフを吐く。 幼なじみの拓魅だからわかる。 この声のトーンに、くさいセリフ。 昔から潤が何かを訴えようとするときに使うものだ。 拓魅は察した。 『ははーん。さてはこいつ、由紀ちゃんが俺の事好きって事を知ってて、抜け駆けさせまいとしてるな。友達だろ。平等に行こうな!って、事か。』 そう考え、 『当たり前じゃん!心配すんなって!』
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