変わりゆく心

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あれは、中三の夏。潤と一緒に、陸上の練習をしていた時だ。 短距離の練習で、二人はトラックを走っていた。 最初は、ゆっくり走っていたのだか、潤が、 『よし!今から全力!!』 と、いきなり全力疾走を始めた。 『おい!ちょっと!』 と、言いながらも、拓魅も負けじと、全力疾走する。 しかし、全力疾走の準備が出来ていなかった拓魅は、途中で足がもつれ、転んでしまった。
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