皇子

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「すげぇ…ジャクジーかよ!」 一方、浴場に着いたショーンは、ジャクジー付きに驚いていた。刑務所では大浴場のシャワー室だけだったが此処は洗い場も広かったからだ。 「では、お背中を流させて頂きます…」 ショーンが服を脱いでいると三人の女性が入ってきた。実はアブロサムの屋敷には入浴を手伝う女性がおり、主に髪や体を洗う仕事をする使用人だった。 「えっ?…いや、自分で洗えって離せ…よ…まあいいか…」 女性達はショーンに近付いて囚人服を脱がし、下着を脱がせるとタオルだけ巻いてから洗い場に連れて行かれたショーンは積極的な彼女達に抵抗出来ずに、されるがままになっていた。 「では、シャンプーをさせて頂きます」 ショーンを椅子に座らせて背後に独りの女性が立ち、適度なお湯を頭から掛けて濡れた髪にシャンプーを付けて、泡立てて頭を洗い始めた。 「あ、お願いします」 慣れない状況に敬語で答えたショーンは、まるでヘアーサロンでも来たような心地良い洗い方に緊張していた。 「では、流させて頂きます…」 全体的に洗い終えた後お湯で泡を流してから髪をタオルで拭いて、水気を取った。 「では、体を洗わせて頂きます…」 すると、今度は2人の女性が交代して前後に来ると持っているタオルに石鹸で泡立ててからショーンの体を洗い始めた。 「ちょ…っと待てっ!体は自分でやるからいいって!!」 さすがに見知らぬ女性達の前で裸になるのは抵抗がいる。刑務所では男ばかりだった為に異性となれば好意を持ってしまうのは当たり前であり、女性達は美人ばかりだった。 「…………………」 しかし、顔を赤らめるショーンに対して女性達は黙々と手を進めていく。そして、タオルを取り上げてから下半身まで洗い始めた。 「…………………」 さっきまで抵抗をしていたが言っても無駄だと分かったショーンは、無言で早く終わることを待っていた。 「はい、キレイになりましたよ!」 ようやく羞恥プレイのような洗浄が終わると洗い流してから湯船に入るように薦められる。
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