チャンホの今

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「・・・そう信じてはいるんだけどな、15年間一度も連絡がないんだ、あれから祖国ではまた戦争もあった、生きてるか死んでるかも・・・」 「もう!そんなこと言っても仕方ないでしょ!!」 スンヨンが高い声をあげた、その目には涙がうっすらと浮かんでいた。 互いに沈黙になったその時、仲介を差すように受付と診察室を繋ぐドアが開いた。 「先生~また妹さんとケンカしてるんだから~ダメですよ!」
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