チャンホの今

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隊員のその言葉を聞いた途端、一瞬スンヨンの手が止まった。 日本に住んで15年、いわれのない差別を受けたことは少なくなかった。 普段は温厚なスンヨンもこう言う言葉には怒りが込み上げてきた。 「よせ。」 スンヨンの表情を素早く読み取ったチャンホはそんなスンヨンを宥めるように言い放った。 「は、はい」
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