別れの日

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その日港には母国へ向かう船に乗り込む為に、千人を越える朝鮮籍の人々が集まっていた。 ある一家は船に乗り込む為に、またある一家は母国へと旅立つ者を見送りに来ていた。 皆悩みに悩んだ結果ではあるが、それでもその目には不安の陰が映っていた。
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