別れの日
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「じゃあそろそろ行きます」 ジョンチョルはそう言い、船に向かって歩み始めた、とその時、今まで一言も話さなかったチャンホがジョンチョルの腕を掴んだ。 「ジョンチョル、」 驚いて振り返ったジョンチョルのその手にチャンホは今まで自分のポケットに入れていた物を手渡した。 「・・・これは御守りか?」 「そうだ、オレも持ってる・・・これがあればお互い離れていてもまた繋がれる、絆なんだ」
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