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目が覚めた時には誰かの車の中にいた
「んっ…」
ボヤけてよく見えななぁ
「……起きたか?」
誰かの声が聞こえる。この声は聞き覚えがある声で一瞬ゾクリと背中に寒気が走った。
「とっても可愛い寝顔だったよ~」
………はっ…こ、の声…口調…低い声音は…
「ギャァァーー!! お、叔父さんっ…」
間近にある、叔父さんの体を押し何もされていないか確認する。
「もーう。何もしてないって。せっかく僕が姫抱っこで運んであげたのにっ」
とニヘニへしながら言ってくる…糞イケメンめが!
「ひ、姫抱っこ…もう馬鹿!普通に運べなかったのかよっ」
「ハイハイハイ。スミマセ~ン。でも寝てたゆうが悪いんだよ」
コツン、とおでこにデコピンされる…そりゃ寝てた俺が悪いんだけどさぁ…ー、つか俺何で寝てたんだっけ?…ま、いっか
ところで叔父さんがいるということは
「日本!?」
「そーだよ。」
…早くないか!?
「で、でも 何で叔父さんの車に?」
俺は目をぱちくり ぱちくりしながら叔父さんに聞く。
「あぁ…それはこれから直で学校に行くためだよ」
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