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ガチャ
誰かが入ってきた
「理事長?」
俺はチラッと見てみた。そこにいたのはキレイで長身の男だった。だから慌てて叔父さんに抱きつく ギュッ
「!!どーした?いきなり抱きついて…あ、もしかして僕に惚れた?うれし「ちげーあほぉっ」は、はい」
叔父さんは俺のオーラに負けたのか敬語になる
「あの…理事長?」
と さっき入ってきた人が叔父さんに話しかける
「ん?わっ…祐紀いたのか?」
「先程から、ノックはしましたが?」
と言う祐紀と いう人…
声は優しそうだけど、俺は怖くてギュッと叔父さんの服を握る
「スマン。気付かなかった。ちょっとまっててな…」
「はい」
というと 祐紀さんは奥の方にある椅子に腰かけた
「ゆう 大丈夫かぁ?」
「ム、ムリッ…怖い…」
息ができなくなるくらい、叔父さんにふっつく。叔父さんは若干鼻息が荒いが今だけ無視してやろう。
「うーん。あの人は大丈夫だと思うけど、なぁ」
「わ、わかってる…よ。けど体が拒否ってんの。頭の中では、あの人は優しそうだしきっと大丈夫。って言っているのに、身体がダメって言ってる。怖いんだぁ…叔父さん」
心と身体が合わさらなくて、バラバラで頭が混乱する。父さんと叔父さんは大丈夫なのに…
「うわっ…ごめん。泣かないでくれっ」
叔父さんは必死に頭を撫でる俺には恐怖ばかりが募る…
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