転校

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──優希side── 俺は今1人で真っ暗なとこにいる。少し肌寒くて変なかぜが頬を撫でるように吹き抜けていく。 暗くてよく見えないけどこの場所は俺は知っているような気がした。 でも細かい事は全然思いだせなくて、頭がだんだん痛くなってくる。 『うっ…』 でも思い出したい。 辺りをぐるっと見渡してみた。ふと感じた事はとても寂しい…って事。 そんな時、キラキラと光る髪、顔は涙でぐしゃぐしゃで腕や足は赤い傷だらけだった。今にも倒れてしまうんじゃないかって思うくらい でもその少年の瞳は強く輝いていた。 ああ…知っている。俺はこの少年を… そう思った瞬間、視界がいきなり真っ白になった。――――――…… 「う…、ぁ…」 「ゆう!?どーした?ゆう!?」 ああ…俺の名前を呼ぶ声がする 「ゆう!?大丈夫かっ!?」 .
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