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「ちょっと そこの君?僕の誠ちゃんに気安く話し掛けないでくれる?」
俺の斜め前の人がいきなり苛立ちながら言ってきた(つまり誠の隣)
「ビクン…あ、………」
こっちを見てる斜め前の人。やっぱダメだ…怖い。うぅ
俺は唇を噛みながら俯く
「太治!僕は太治のものじゃないしっ!ってか優希が怖くて震えちゃってるじゃん」
誠はこんな俺にきづかい
太治君にそう言ってくれた。俺より体は小さいのに強いんだ…って思い
若干ショックだった。
「んーなの。俺には関係ねぇ。元はといえばコイツが悪いんだから…」
と言って指をさす、それも怪訝そうな顔で
俺は抵抗も出来ずただ震えていた。
…俺がこんなんじゃなかったらな…
実は優希は小5までは 普通の男子で 男の友達なんて沢山いたし、逆に女の友達がいないくらい
けど………小6の夏…俺は……
これ以上思い出すともっと震えてしまいそうなので 思い出さないけど…とても最悪で…あれ以来俺は…きっと。
「んもー。太治のバカ!もう知らない!僕の大事な優希を怖がらせるなんて!」
「そ、そんなに そいつが大事なのか?ついさっき友達になったばかりじゃないか」
太治は恐る恐る聞いてる
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