小さなどんちゃん騒ぎ

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謙吾が去った後、俺は恭介からチーム入団テストを受けた。 「お金で買えないものは?」 「プライスレス」 「合格ッ!!」 野球の練習が始まり、俺はメンバーとスキンシップをとった。 なので、ここでメンバー紹介をしよう。 一番レフト、来ヶ谷。 容姿淡麗姉御肌、キレると恐いぞ唯姉さん。 二番センター、恭介。 見た目はクール、中身は熱血、総リーダー。 三番キャッチャー、理樹。 かわいい顔したチームのツッコミ担当。 四番ファースト、真人。 筋肉バカ。 五番センター、俺。 六番ピッチャー、鈴。 恭介の妹、人見知りの激しい仔猫みたいな女の子。 七番セカンド、小毬。 完全自然天然少女。 八番サード、ハル。 天真爛漫マイペース、クラスにいるときとは大違いだ。 九番ショート、クドリャフカ。 チームのマスコット的存在、ワンコみたいなクウォーター。 マネージャー、西園。 ボソッと「直枝×咲崎…ありです」とか言わないで…。 こんな感じのメンバー。 ハルがうまくやっているのだから、彼らはとてもいい人達なのだろう。 だろう…じゃないな、いい人達なんだ。 俺は、今度こそ本当の友達を手にいれたのかもしれない。  
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