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そこで出会ったが、謎の男“薬売り”。
薬売りの登場により、それまで巧くいっていた事柄が、崩れ落ちる。
初めて“現実”に戻ることを拒否したお蝶。
それにより殺人が現実となり、二人で逃げることを決意する狐面の男。
しかしどんな幻術で抵抗しようとも、狐面の男はとうとう薬売りの前に屈した。
薬売りはお蝶の中のモノノ怪①(のっぺらぼう)を斬り、すべてが幻であったように時間は現実を再び打ち始めた。
屋敷には今日も変わらずお蝶を呼ぶ声在り。
…しかし
お蝶はとうとう屋敷(牢)を飛び出し、新たな人生を勝ち取ったのである。
〓完〓
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