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~読み解く~
母の言いなりに育ち公家に嫁いだお蝶。
既に己の無い道具として生きていた彼女は、下女同然な扱いをされながら、その環境から逃げるという考えも浮かばない。
“何も無い”という存在の彼女の心を見付け、お蝶に取り付こうとしたモノノ怪①在り。モノノ怪①の名(存在)をのっぺらぼうと云う。
モノノ怪①は狐面の男をそそのかす。
お蝶に会ってみたくなった狐面の男(モノノ怪②) は彼女に恋をし、ストレス発散かつ現実逃避という名目の、お蝶の一家殺人の手助けをする。
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