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オババ
「鬼といっても、鬼の姿をして、魔化魍と戦う人間じゃ。」
行人達
「へえ~。」
オババ
「てことで、お前さん達の誰かに、鬼となって魔化魍を退治してもらう。」
行人達
「えぇーっ!!!」
オババ
「なんじゃ?[★]そのいかにも嫌そうな反応は?」
すず
「だって鬼だよ?島の為だとしても、なんかやだよ~!💦」
あやね
「だいたい、主の力でも敵わない相手に私たちが勝てるわけないじゃない!!」
他の女子面々
「そうだ!!そうだ!!!」
行人
「ちょっと待ってよ!!そんな事言ってる場合じゃないだろ!!島の主の一人がやられたんだよ!次の犠牲者が出る前になんとかしないと!!!」
オババ
「殿方!!良く言ってくれた!!!」
行人
「へ?」
オババ
「さすがは、主の中で最強のからあげを倒しただけはある!!」
行人
「倒してないんですけど………😓」
オババ
「殿方ならあれを使いこなし、鬼になれるかもしれん!!」
行人
「あれって?……………てかなんで僕なんですか?」
オババ
「まぁ、お前さんなら、すずの父親が使っていたのを、使いこなせるじゃろぅ………」
すず
「え!?私のお父さんの!?」
オババは立ち上がり、奥の部屋に行って、桐の箱を持って帰ってきた。
桐の箱を丁寧に開け、行人達に箱に近づくように、指示をした。
オババ
「これが、鬼の武装、音撃のための武器じゃ。」
中には、バックル部分に太鼓のようなものがついているベルトらしきものと、なにやら小さい器具、そして、太鼓のバチのようなものが、綺麗な黒い布でできた着物の上に丁寧に置かれていた。
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