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その時、行人を呼ぶ、黄色い声が聞こえてきた。
「行人～。」
「お兄ちゃ～ん。」
「あ、すずと美咲が帰ってきたみたいだ。」
今、行人を呼び捨てにした、青い服を着ている少女は、すず。
遭難してきた行人の第一発見者で、行人がお世話になっている。
心中では、行人の事が好きなのだが、自分の気持ちに気付けずにいる。
そして、すずと一緒に来た少女は、美咲。
行人の妹で、兄を追いかけた末、兄とともに藍蘭島に住む事になった。
行人
「おかえり。二人とも、どうだった？」
すず
「大漁だったよ！美咲ちゃんが頑張ってくれたの！」
美咲
「えへへ。すずちゃんが私に釣りのやり方、教えてくれたおかげだよ。」
言い忘れてたが、
藍蘭島だと、動物が可愛すぎたことから、動物を食べる風習がなく、魚（外見は、かなり悪い）や、野菜（ひとつだけでも、背負う必要がある程でかい）や、米などが、主食になっている。
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