夢売師-ユメウリシ-

6/7
前へ
/60ページ
次へ
そうして、女は目を開ける。 来たときとは打って変わってどこか清々しさを覗かせる。 「望む夢は見れたかい?」 女はゆっくりと頷いた。 女の手の中に夢玉はもうなかったが、女にはもう必要ない。 「夢が見たくなったら、またおいで」 女は来た道を戻って行く。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加