...お願いアスラン...

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「どう、キラ…」 「…ちょっと待って、たぶんもうすぐ…」  今日は学校が休みで。僕は朝からアスランと二人でアスランの部屋に籠もっていた。  作業をする僕の隣で「無理だったらいいよ」「少し休んだら?」などと何度も話しかけてくるアスランは、正直鬱陶しかった。  昨日学校でアスランがマイクロユニット製作の課題で、リアルな戦艦がつくりたいって言っていたんだ。でもアスランは要領が悪いから細部までこと細かく書かれている資料を見つけることが出来ないだろうな、と踏んだ。  だからアスランにとびっきりの笑顔(もちろん演技だけど)を見せて、 「一緒に製作しない?僕が細かくてわかりやすい資料も探すから」 と持ちかけた。
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