第一章:ケータイ📱

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カチカチ…   僕はソファーでずっとケータイをいじっている。 卒業祝い兼入学祝いでケータイを買ってもらった。 僕は高校生になったばかり、つまり今年から高校一年生だ。   長い受験勉強も終わりすっかりだらけている。 それに卒業と同時に彼女と別れてから…。 だらけてしまったのはもう一つ理由がある。 それがさっきから握っているケータイである。   僕はケータイなんか必要ないと思っていた。 しかし、中学卒業後にみんな買っていたので僕も慌てて買った。 使ってみると結構、ハマってしまった。   友達が勧めたパケット定額制にしたのでパケットは気にせず使っている。 僕は色々なサイトに行った。 好きなアーティストのファンが作ったサイトや掲示板、待ち受け画像を交換する掲示板、着メロサイト、着うたサイト、無料ゲームサイト… 色々なサイトがあって流石に全ては見きれない   僕はそんなケータイやネットといった進んだ文明に感動を覚えたほどだ。
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