第二章:掲示板📝

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僕はいつもの様にケータイをいじってた。 僕は最近、掲示板にハマっている。 最初は見ず知らずの人と話すのは勇気が必要だったが今では見ず知らずの人も友達であるかのように話していた。 掲示板には色々な人が来る。 優しい人、面白い人、キレやすい人、ヲタク、荒らし…   そんな中、僕はある女性に会った。 彼女の名前は『あや』 もちろんそれは掲示板での名前で本名どころか顔も年齢もわからない。 わかるのは女性という事だけ…   でも僕はその人と話すのが楽しかった。 話していて段々どんな人かわかった 年齢もわかった 好きなものもわかった 嫌いなものもわかった … 僕も色々教えた。   それから僕と彼女は次の日もその次の日も掲示板で話した。 それが日課になっていた。   そして僕はある日気付いたんだ… 僕は…彼女が好きになっていた。 会った事もないし、見た事もない でもケータイを持っていなくても彼女の事を考えてたりした。 掲示板で会っただけ… 会った事もない人を好きになる 変だとは思うけどやっぱり好きだった。 僕は迷っていた。 この気持ちを伝えるか閉まっておくか…。
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