第四章:返事📩

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返事は2日後の夜に来た。 彼女は 「私なんかでいいなら…」と送ってきた。   やった! 僕は喜んだ。 しかし、次のメールで我に帰った。 「でもどこに住んでるの?私、広島だよ?」 僕は呆然とした。 忘れていた。 いや、そこまで気が回らなかった 僕は「オレ、東京…。」   彼女は「それでいいの?」   僕は考えた。 僕は彼女が好きなんだ… ただそれだけなんだ… 距離なんか関係ない! 僕はこう返信した。   「それでいい!オレはただあやさんが好きなんだ。」   彼女は「ありがとう…」   僕は「えっ?」とちょっとびっくりしたように答えた。なんでありがとうなのだろう…   彼女の返事が来た。 「私の事、そんなふうに思ってくれる人今までいなかったから…これからも彼女としてよろしくね♪」   ありがとうってそういう事か… 今、思えばちょっと前の自分の言葉が恥ずかしく思う。 でも気持ちは伝わったようだ… 僕は「よろしく♪」と返した。 こうして僕の…僕と彼女の距離の遠い恋は始まった。
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