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なんで こんなに 気になるのか自分でも よくわかんねえ…
…別に こいつが 誰と会ってようが 知らんし…
………でも 気が 狂う…
「会ってねぇって 言われてもよぉ こっちは目撃情報が あんだよ!」
「………っ!…そ それは…」 「ったく 何 顔赤くなってんだよっ! てめぇは 女かっ!」
「…………ねぇって」
「は?」
「…攘夷活動には 関係ねぇって!」
━━ふぅっ
またも 万事屋の部屋中に 煙が 立ち込める
「…やっと 吐いたか… じゃぁ なぜ高杉と会ってんだよ…?」
「………つか そこまで 聞くか 普通?」
なんだよ… なんで 顔 赤いんだよ!
「それが 仕事だ」
「このヤローっ!…すれ違っただけ… これで 満足かぁ?」
…なにが すれ違った だぁ!
土方は 銀時に向かって 思いっきり 煙を吐いた
「うわっ! …ゴホっ! なにしやがんだ てめぇ!」
銀時は 急いで 窓を 開けた
「すれ違っただけで 首に 痣出来るか?」
場の空気が 凍り付いた 土方は 新しい煙草に火を付けた
「…む 虫に …さ っ 刺された……」
「この クソ寒い時季に 蚊 なんて いねぇだろなぁ…」
「………………」
「高杉に抱かれた と見た方が 正確か?」「抱かれてねぇ!…ただっ」
…やっぱりな こいつが 誰と寝てようが知ったこっちゃ ねぇ
…だけど
…何かが 俺の 何かが おかしい
高杉晋助の 名前が 出てきただけなのに イライラする…
「……で? どうなんだよ…?」
「…………っくれ………」
「…は?」
「………助けてっくれ………」
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