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あれから どれだけ時間が たったのか…
銀時は 俺の腕の中で ずっと泣いていた
銀時は 俺の服を はなさないように 握り締めている
―――チュッ
万事屋の部屋に 湿った音が 響いた
「……っ!?………ってめぇっ!」
銀時は 俺の唇に近い部分に 口付けをした
「……わりぃ ……でも 感謝しろよな… ………女のために あえて口には してないし…」
―――ふざけんなよ…
「………銀時ィ そんな 気遣いは 無用だ……」
――――チュっ
また 万事屋の 部屋に 湿った音が 響いた
「…っん ひっ じかぁっ…」
「………高杉なんざに てめぇは わたさねえからな…」
土方は 泣きじゃくる 銀時の顎を奪い 傷ついた銀時を 癒やすかのように 口付けを交わした
「銀時ィ 覚えとけよ… お前は 高杉のモノじゃねぇっ」
土方は 銀時を きつく 抱きしめて 耳元で囁いた
「……お前は ………俺のモノだ……」
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