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それから私と夫が再会するまでに二年の歳月が流れた。
手がかりが全くない中でもう一度あの人に会えたのは奇跡に近いだろう
最初夫は私が訪ねてきた事にかなり驚いていた。
まさか私はここまで来るとは思ってもいなかったのだろう
そして私達はまた二人で暮らし始めた。
夫はまだ私が妊娠していた事も、まだ顔も見た事もない美由という娘がいる事も知らない。
何故かなかなか話すタイミングが見つからなかった。
とにかく私は毎日が幸せすぎて…
いつの間にか美由の存在さえ忘れてしまったのだ。
自分が腹を痛めて生んだにも関わらず…
それから私が再び美由の存在を思い出したのは、夫の何気ない一言からだった。
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