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そして次の日
俺は懐かしい香りで目が覚めた。
「あ、おはよーお父さん」
エプロン姿の美由が俺に笑いかける。
どうやら美由は朝食を作ってくれたらしい
「本当に…」
「え?」
「若い頃の美和子を思い出すよ」
そう言うと美由が照れたように笑った。
「そんなに似てる?」
「あぁ」
不意に泣きそうになって俺は目線をそらした。
美和子が生きていれば、二人並んで朝食を作る風景も見れたんだろう…
「ご飯食べよう?」
「あぁ」
美由も同じような事を考えていたのか、少しだけ寂しそうに笑って席に着いた。
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