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鬼「これ実はツガイだったんだよ。」
そういうと私の方を向いて、ポケットから硝子のトリさんを取り出してみせた。
猫「あれ……形が違う…。」
私もポケットからハンカチに包んだトリをみると、私のは羽根を広げていた…。
鬼太郎の方は、少し小さくて羽を閉じていた
鬼「あぁこれはね。
こうやって飾るんだよ。」
そういうと鬼太郎の手のひらに2匹並べた。
『広げている羽根のしたに、もう一匹がいる……。』
鬼「こうやると、守っているみたいだろ。」
猫「うん。」
鬼「なんか可愛いなぁと思ってさ……。」
はい。羽を広げた一匹を私に返した。
『????』
猫「もしかして、この事葵ちゃんに??」
鬼「え??あ……あぁ話したよ。」
猫「やっぱり………」
鬼「え?」
猫「なんでもない…。
帰ろっか❤❤❤」
鬼「うん。」
猫「ねぇ?なんで羽を広げている方が私のにしたの?」
鬼「さあね。」
猫「もぅ…💦」
鬼「走ろっか?」
にこっと鬼太郎は手を伸ばすと私の手をとった。
2人で妖怪横丁の手前まで、手をつないで走った。
妖怪横丁に来ると手が離れた…。
鬼「じゃあ…またね。」
猫「あ………」
私はまだお礼行っていなかった。
猫「あの……」
鬼「ありがとう」
猫「え??なんで…」
鬼「今日は楽しかったよ」
猫「あ…あたしも。」
鬼「なら良かった…」
猫「あの……あの……」
いざこういうのって言う時って緊張する
『なにやってんのょ💦💦ありがとうって言うだけなのに。』
鬼「??どうしたの?」
猫「あの……ありがとう………とりさん綺麗だし……凄く嬉しかった…」
鬼「なんだ…気にしなくて良かったのに。」
猫「でも」
鬼「うん。喜んでもらえて良かったよ。」
猫「うん❤❤」
鬼「じゃ……じゃあまたね」
猫「うん……」
そういうと別れた。
家に着くとハンカチからとりさんを取り出すと、棚に飾った。
クスクス❤
ツガイかぁ……❤❤
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