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しばらくの沈黙。
「…自分の息子の顔も忘れたのかよ。」
はぁっとため息をつく。
『…いや、俺、息子なんていないし…。』
「…はぁ?
今頃になって、育児放棄ですか?」
…こいつ、寝ぼけてんのか?
『…マジで、息子なんていねぇし。
いたとしても、息子がこんなに大きいはずないけど……
…何歳のときの子だって話になるんですけど…;』
俺、間違ってねぇよな?;;
「…何歳?」
『…今年で25…。』
「…マジで?
…ちなみに、今、何年?」
『…2009年。』
「…あってる。」
ちょっと、少年は焦りはじめた。
俺も正直、焦りぎみ…;;
子供がいるとかいう問題で…。
たぶん、人違いだと思うけど…;
『…俺、赤西仁っていうだけど…親父さんとあってる?』
「…違う…親父じゃない。」
やっぱり人違いか。
『…で、君は?』
「…シロ。」
『は?』
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