秋月型防空駆逐艦について

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日本海軍の駆逐艦15タイプの中で特に特徴的な駆逐艦が秋月型で日本海軍唯一の防空駆逐艦でした。 (他艦は殆どが艦隊型駆逐艦と呼ばれる対艦戦闘が主任務で朝潮型や陽炎型や夕雲型等が有名) 秋月型はよく「月型」とも呼ばれ、艦名には12隻全てに「月」がつけられていました。 この秋月型駆逐艦は、「航空母艦直衛艦」として計画、建造されたもので、艦隊決戦用の駆逐艦とは全く違う考えでした。 航空母艦と共に行動できる性能を持ち、母艦の周囲に配置して対空火器で母艦を護衛する小型の防空艦を必要としました。 (それまでの駆逐艦の主砲は対艦用で対空射撃には全く向いてませんでした) それまでは、やむなく在来の駆逐艦を空母の護衛に充当していましたが、せいぜい飛行機の事故、救難活動が主な任務の感じがあり、俗に「トンボ釣り」とも呼ばれていました。理由は海上に不時着水した飛行機をデリックで吊り上げる事からこう呼ばれていました。
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