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当時、私にも付き合っている彼は居た。
別のチームの、そぅ暴走族 だけど、お互いにチームと過ごす日々があり平日は案外みんな好きな所で遊んだり走ったりしていたので、私も彼のチームの人間と遊んだりしながら過ごした。
他のチームと言っても大概は同志だったと言うこと、それに地元では私達のチームを女だからと卑下したりする者は居なかった事もあり、走る時も、しきりは私達だった…
男のケツ(守り)で走るのが大嫌いだった。
だから必ずケツモチ(警察などに追われた時に時間をかせぎながら、最後までパトカーを引っ張り最後は振り切って来る役目) も自分達のケツモチにやらせた。 当時の私は男の下に見られたり守られたりするのが一番嫌いだった…
そんな可愛くもない私に彼氏が居たのはきっと、そんな強気の自分から解放され女になれる時間が必要だったんだ…
唯一強がりを無くしてしまえる時…
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