1.出逢い

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今日も一日が終わった。 いつもの帰り道。 いつものように寄り道。 まだ夕日というには高い陽が、川面をきらきらと反射させているのが眩しく、手で遮りながらうっすらと眼を細める。 鞄を投げ出し、土手に寝転がって、ただぼーっと空を眺める。 どうでもいい授業、どうでもいい教師達、どうでもいいクラスメイト。 代わり映えのしない日常。 何もかもに、興味がわかない。 僕は何のために生まれて、どうして今もまだ、生きているのだろう。 最近、よくそんなことを思うようになった。 ほかの奴らは考えないのかな、こーゆーコト。 いつもバカみたいに騒いで、悩みなんて何にもなさそうなあいつら。 …どうでもいい。 眼を閉じ、三月のまだ少し冷たい風が頬をくすぐるのを感じた。 気持ちいい。
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