522人が本棚に入れています
本棚に追加
/359ページ
アルギスの選択した‘剣’コレに限らずAFは固有の武器を‘粒子化’‘構築’する事が出来る、これはひとえにエンリル鉱石と現在の人類の科学力が生み出した、この新暦においても最新最高の技術の一つだ。
「撃ち落としてあげるわ!」
イシュタルの放った銃弾は、アルギスの駆るアンシャルを正確に狙う、しかし……
「回避!いけるか!」
機体をバレルロールさせ回避、そして接近していくアンシャル。
イシュタルは短銃を粒子化、剣を構築しアンシャルと切り結んだ。
『その未登録AF、いやアーキタイプ、渡して貰うわ』
「親父の機体を渡せるかよ!」
アルギスは操縦桿を力一杯前に押し出す、それに呼応するかのように、アンシャルは徐々にイシュタルを圧していく。
「イシュタルが圧される!? けどね……戦いは力だけじゃ無いわ!」
機体をズラしアンシャルの後ろに回り込んだイシュタルは、背部から蹴りを放った。
「ぐう!」
《背部被弾、損傷無し、緊急姿勢制御システム作動》
蹴りで体制を崩すも、Aiの助けにより致命的なスキを見せる事もなくイシュタルに向き直る。
「強いな、どうする」
《ファムルスの使用を提案》
「OK、ノったぜ」
最初のコメントを投稿しよう!