始まりの音

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『この採掘場のポイントJ24から莫大なE反応があったわ、この中に未登録AFがあるわね?』 「だから知らねえよ」 父はしらを切り通すつもりだろう、しかし 『言わないなら仕方ないわね』 紅いAFが手をしゃがみ込んで手を伸ばす。 「なっ、おい、なんだよ!」 そのままアルギスを掴み、立ち上がるAF、アルギスを人質に場所を聞き出そうという魂胆だろう。 「アルギス!」 『さあ、この子を殺されたく無かったらポイントまで案内して』 「うわ、せこいな」 『うるさいわね、私だってこんな事したくないわよ』 ポツリと呟いたアルギスに反応するAFのパイロット、元々少し緊張感の欠けるアルギスは自分が命の危険に晒されている事より、初めて触るAFの感触に興味深々だった。
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