506号室 [響]

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今思えば恥ずかしくもある過去です。 景気よく燃える畳とその中心に佇む煉獄の魔神。 考えてみれば火とか効かないんだよな、アイツは。 なのに… 「また火出して!」 「…アンタに関係ない。」 「あるね。同居人に死なれたら困る。」 「何度言ったら分かるのよ。私に火は風も同然だっていったじゃない。」 「お…ぅ、……い、いいだろ。別に忘れてた訳じゃない!」 「それ10回目。」 何て事もあったりした。
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