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『恋ってね、生きる希望なんだよっ!恋してるって事は、生きて生きて、その人の幸せになりたいって事でしょ?恋ってさぁー!夢じゃん!希望じゃん♪』
『あっ…!!』
確かに恋は、その人のためになる事を、精一杯全力でつくしたいって思う。
そっか…
俺にも生きる希望は、あったのか…。
『竹下くんはねぇっ…そのままでいいんだよ★☆』
『そんな事っ…。』
『いつも全力で頑張ってたの、あたし全部知ってるヨ♪』
『えっ!!何で?』
『ずっと見てたもんっ…。』
ずっと見てたって…
俺の事………?
こんなみっともない
俺の事………?
俺みたいな、
くだらない人間を?
『あたしの気持ちにも気付いてないでしょ?』
『えっ!?』
『やっぱり!!でも、あたし竹下くんのそうゆうとこも、好き……………。』
『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
さっきのモヤモヤは、もう消えていた。
俺は気付いたんだ。
いつまでも、俺流で生きて行く事を。
俺は、君に気付かされたんだ。
我が道を行く事を。
これからは、
精一杯、君のために全力で走り続けるからね……………!!
<完>
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