序章

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「あ、  御影くんおはよう、  新入りの子きてるよ」 と、 店長がわたしの肩を ポンポンとたたいた。 「おはようございます」 わたしも続けて 入り口の彼に挨拶をする。 店長とかわらないくらい細身で、 わたしと同じ年くらいの 華奢な身体をした男の人が こちらに歩いてきた。 「・・・・・」 わたしを見るなり、 ペコリと軽い礼をして、 彼は店の奥へと歩いていった。 とてもきれいな顔つきをした青年・・・ あれ、無視されてしまった?
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