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「――“ソフィ”」
男は、自分の名前らしきモノを呟くと全裸のまま窓の方に歩み寄ると入口から大きな音が響いた。
「ソフィ!!まだ貴方は“完全”ではないのよ!!」
ルクレッツィアが、出て行こうとする“息子”に大きな声で怒鳴る。
ソフィは、近くにあった妖刀・政宗を手に取る。
「関係ない。俺はここにいる“必要”はない」
ソフィはそう言うと、妖刀を構え――
大きく振り下ろすと、その振動か、ルクレッツィアを吹き飛ばした。
「きゃああ!!」
ルクレッツィアが叫ぶと同時に、ルクレッツィアの肘が非常ボタンを押し大きなサイレンが鳴り響いた。
「何事だ!!」
「ルクレッツィア博士、大丈夫ですか!?」
助手らが一斉にその部屋に入って行くと、政宗を鞘に納めてから窓を開けると宝条が姿を見せた。
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