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肌を撫でる風が心地良く眠気をさそう5月の半ば、章介は恋人に別れを告げられた。
このままこいつと結婚するんだろうと未来を思い描いていた矢先のいきなりの別れだった。
彩とは5年付き合った。
仕事で外回りをしてる最中にいきなり降り出した雨を避けるため、屋根のある建物の下に入り込んだ先に彩はいた。
他にも何人かの先客がいたのだが、たまたま隣に立った偶然の出会いからそのまま食事の約束を取り付け、知り合いになった。
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