~一学期~

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海裕先生は、そんな視線をものともせず、カカカッと黒板に文字を綴る。 【海裕 司】 『これから、君達の授業を担当する、海裕 司だ。よろしく。』 少し甘さがあるハスキーヴォイスで、さらに女子達のハートを掻っ攫っていく。 『では、教科書○ページを開いて。』 そうして、記念すべき初めての授業は、何事も無く終わった。 …かのようにみえた。
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