春。それは新しい恋の予感と誰かが言う

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4月1日 この日は妙に朝から頭が痛い… ちょっと寝過ぎたかな…… 由真「うぅ~……」 隣で寝る由真が頭を抱えながら起き出した 「う~……何だかすっごく眠ってた気がする」 隼人「由真もか? 何かオレも一ヶ月近く寝てた気分なんだよな…」 いや、考えないようにするか… 執事服に着替え、由真は白皇に行く為に制服……はまだ持ってないから前の学校の制服に着替えて一階に降りた オレは咲夜さんを起こす為に部屋に向かった 何だかこの部屋に来るのも一ヶ月ぶりに感じる 「咲夜さん、朝ですよ?」 「…………………ん、うおっ」 何だ、あの反応は……💧 咲夜「お、おぉ……隼人。今日は何日や?」 「今日は4月1日です」 「……それはホンマか?」 信じたくない理由も分かりますが、本当です 「大丈夫ですか? 失礼します」 室内に入ると、咲夜さんは眠そうな目を擦りながらゴロゴロと ベッドの上を転がりながらオレの方に寄って来た 「おぉ……おはよ」 「………おはようございます」 「う~……なんやろ。夢の中ではホワイトデー辺りがずっと続いてたような気がしたんやけど……」 それは絶対に気のせいです でないと本当に一ヶ月近く寝てた事になってしまうので………💧 「一階に朝食が出来てますので着替えられたら参りましょう」 「うん……」 「………あ、外に出てますね」 「うん……」 まだ寝ぼけている様子の咲夜さんを部屋に残し、オレは部屋を退出して外で待つ事にした 部屋を出て暫く待っていると 「隼人、少しいいか?」 国枝さんがやってきた 「おはようございます。どうされましたか?」 国枝「いや……少し聞きたいんだが」 「……何ですか?」 「いや…今日は何月何日だ?」 此処のも一ヶ月寝ていた様な気分の人がいたか… 「嘘とかなしで4月1日です」
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