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はぁ、ダルぃー… 鍵を閉めて、振り返ると ――ドンッ… 目の前に壁があって顔を上げると、俺の兄貴が突っ立っていた。 「うわっ!びっくりしたぁ。いつからそこにいたんだよ」 「いつからでもいいだろ。それより、さっきのキモい奴は誰だよ」 「クラスの隣の席の奴」 言いながら横を通りすぎると、左腕を捕まれた 「お前、気付いてねーから忠告しとくけど、……誰でも色気使うなよ。」 なにいってんの?って怪訝な顔すれば、至って真顔で 「あいつは、大丈夫だろーけど、和也は油断してっと、悪い奴らに喰われそうだからな」 「俺を、か弱い子羊みたいにゆうな」 兄は、……仁は、腹違いの兄弟。仁の母親は、再婚したらしいし、俺の母親は、小さい頃に出ていったから顔も分からない。だから仁は唯一の家族で、たった一人の兄弟 「まだ熱下がってねぇの?」 顔が近付づくと、額と額をくっつけられる ん、大丈夫っていったら、低い声が耳元で囁かれて 「ごめんな、無理させちゃって」 「…//っ、あっ…」 急激に熱くなる額に軽くキスをされて 兄弟なのに、禁断の関係だったりする
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