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─‡─
朦朧とする暗闇の─夢の中で声が聞こえる。
アリス…─。
「…誰だよ!朝っぱらから…低血圧なんだから寝かせとけや」
起きるのには、まだ早い。レディにとって、睡眠不足は美容の大敵なんだぞ分かってんのかコラ?
今日はなぁ、マイブラザーを荷物モッチーにして買い物パラダイスなんだよ。今から疲れてる暇なぞないんじゃあァアア!
僕等とゲームを始めよう。いや、アリスはゲーム始めなければならない。強制参加だ。
「ゲーム、ゲームって目が悪くなるわよ!遊んでばかりいないで、勉強しなさい!!─あれ?わたし、おかーさんっ!?」
迎えに行くよアリス。
「…うぜぇ。人の話聞けや会話になってないだろーが!…イラッと来るな…!!」
もう後は君を連れて行くだけ。
「は?連れて行くだと?おっ巡りさぁああん!ココに、いたいけな少女を誘拐しようと目論んでいる人が居ますよォ!!」
抵抗しても無駄だよ。ゲームから逃げれない。
「大丈夫だよ、うん。だって夢だもの。覚めれば何もないもん」
良かった!さらばだ変態よ!!
─僕等はすぐ君の後ろに…。
「後ろ…?背中ってこと?何いってんの?後ろにあるのは寝てるんだから布団に決まっ─ぎゃあああァアア!!!!はい、わたし死亡フラグ立ったァアアアアア」
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