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暫くして夜ご飯食べ終えて寝る準備をした。
「母上!おやすみなさい!」
「おやすみ!優希!」
母上は優しく微笑みながら言った。
「父上。おやすみ。」
「おう。おやすみ。」
ん?
あれ?
父上が怒ってこない。
どうして?
いつもなら、
〈どうしてかごめにはちゃんとあいさつして俺にはしないんだよ!〉って怒ってくるのに…。
どうして?
なんで?
父上がそんな感じじゃつまんない!
いつもみたいに怒ってよ!
暫く黙っていると父上が、
「どうした優希?具合悪いのか?」
と聞いてきた。
「ううん。なんでもない…おやすみなさい…。」
とだけ言って少しの間どうして怒らなかったのか考えながら眠りについた。
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