...究極快感痴漢列車...

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「あーあ。ハンカチ、駄目になっちゃった」  笑って言いながら、男がホームのごみ箱にグチャグチャに濡れたハンカチを捨てる。 「あ、あんたが悪いんだろ!」  稜は顔を真っ赤にしながら、正面の男に抗議した。  あの後射精の余韻に浸っていた稜は頭がうまく働かず、男に連れられて駅のホームに降りた。  降りてから辺りを見渡すまで、自分がいつも降りている駅だということにすら気付かなかったくらいだ。  
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