...究極快感痴漢列車...

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 初めは自分を振った女の子にいたずらしようとしたが、さすがに知り合いはまずいし。  稜はくまなく辺りを見渡し、近くの大人しそうな女子高生に目を付けた。身体を無理に動かさなくても、手を少し伸ばせばその子の身体に触れる距離だ。  そっと稜は手を伸ばす。  こちらに背を向けている女子高生はもちろん気付かない。  ひたり。  女の子の腰に手を当てると、その子の体温が掌に伝わってきた。  …柔らかい。  稜はこうして意識して女の子の身体に触れたことはない。  早熟なクラスメイトは彼女を作りよろしくやっているが、稜はそういうことに関して果てしなく奥手だった。  布越しではあるが、初めての女性の肌に、体温に、稜のドキドキはピークに達していた。
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