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(なんなの一体…)
早く外に出てしまいたかった。
しかし私の体は金縛りにでもあったかのように動かなかった。
性格には誰かが私の体を押さえている。
「…」
体から嫌な汗が流れた。
ノイズの音はどんどん大きくなっていく。
ザー サー …。
その時、ノイズの中に微かな違和感を感じた。
ザー …きましょう… ザー
やっぱりそうだ。
(このノイズの中に人の声が入ってる!)
小さな女の子の声のようだ。
ザー お姉ちゃん…い…ましょ…
その声が段々と鮮明になってくる。
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