水音ノイズ

8/13
66人が本棚に入れています
本棚に追加
/95ページ
(なんなの一体…) 早く外に出てしまいたかった。 しかし私の体は金縛りにでもあったかのように動かなかった。 性格には誰かが私の体を押さえている。 「…」 体から嫌な汗が流れた。 ノイズの音はどんどん大きくなっていく。 ザー サー …。 その時、ノイズの中に微かな違和感を感じた。 ザー …きましょう… ザー やっぱりそうだ。 (このノイズの中に人の声が入ってる!) 小さな女の子の声のようだ。 ザー お姉ちゃん…い…ましょ… その声が段々と鮮明になってくる。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!